あいの風とやま鉄道についてABOUT AINOKAZE TOYAMA RAILWAYS
弊社があいの風とやま鉄道として運営する並行在来線の概要についてご紹介します。
並行在来線とは
並行在来線とは、開業する新幹線と並行し、優等(特急)旅客が新幹線に移る線区で、これを新幹線とともにJRに経営させることが二重投資に当たる線区をいいます。
平成2年の政府・与党申合せでは、新幹線の「建設着工する区間の並行在来線は、開業時にJRの経営から分離することを認可前に確認すること」となっています。
富山県の場合、並行在来線にはJR北陸本線が該当することから、JR西日本からの経営分離後は、県、市町村、民間が出資する第三セクターで運営していくこととしています。
これまでの経緯
平成2年12月24日 |
整備新幹線着工等について政府・与党申合せ(抜粋)
並行在来線の経営分離(それを着工認可前に確認すること)の明確化等 |
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平成8年12月25日 |
整備新幹線の取扱いについて 政府与党合意(抜粋)
新しい新幹線財源スキームの決定等(地方負担1/3) |
平成13年4月19日 | 富山以東の経営分離に同意 |
平成17年4月18日 | 富山以西の経営分離に同意 |
平成17年7月11日 | 富山県並行在来線対策協議会(会長=富山県知事)の設置
構成員=富山県、全市町村、経済団体(北陸経済連合会、富山県商工会議所連合会、富山県商工会連合会、富山県中小企業団体中央会、(社)富山県経営者協会、富山経済同友会) |
平成23年5月30日 | 富山県並行在来線対策協議会において、「並行在来線(北陸本線県内区間)の経営の基本方針」を策定) |
平成24年1月23日 | 富山県並行在来線対策協議会において、「富山県並行在来線経営計画概要(第1次)」を策定 |
平成24年7月24日 | 会社設立 |
平成24年11月24日 | 車両を含む鉄道資産の譲渡やそれに見合うJRの支援策などについて県とJRが概ね合意 (富山県知事とJR西日本社長の会談) |
平成24年11月28日 | 出資金、経営安定基金(仮称)について県と市町村が合意 (富山県知事、市町会長、町村会長との面談) |
平成25年3月28日 | 富山県並行在来線対策協議会において、「富山県並行在来線経営計画概要(最終)」を策定 |
平成25年10月2日 | JR支線との乗継割引に係る激変緩和措置(当面5年間)についての合意など (富山県知事とJR西日本社長の会談) |
平成25年12月6日 | 鉄道事業許可申請 |
平成26年2月28日 | 鉄道事業許可(第一種鉄道事業) |
路線について
営業キロ | 100.1km |
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管理駅数 | 21駅(石動駅~越中宮崎駅) |
特徴 |
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社名の由来
「あいの風」とは、春から夏にかけて吹く北東のさわやかな風で、古く万葉集の時代から豊作、豊漁等「幸せを運ぶ風」として県民に親しまれています。
この「あいの風」のように県内を東西に横断し、県民に豊かさ、幸せを運び届けることができる鉄道、また、利用者との「出会い」を大切にし、県民に「愛」される鉄道を目指したいという姿勢を表すものです。
ロゴマーク
ロゴマークにある2本の曲線は、富山に吹く柔らかで優しくさわやかに吹く風を表現すると同時に、お客様にあいの風とやま鉄道に同じ心地で乗っていただきたいとの想いを表現しています。
色は、あいの風のさわやかさと富山湾の神秘さを表現したブルーと、富山県の豊かな自然を表現したグリーンを使用しています。